2019年5月31日(金)に株式会社もしもとリラヨガ・インスティテュート共同で開催された、メディア向けの【ヨガ体験イベント】に参加してきました。
全体で90分のイベントで、45分間はリラヨガ代表の乳井先生のスタジオ開設に懸けた思いを話して下さり、残りの45分間でヨガの実技を行ってきました!
その後、実際に一般向けのクラスにも参加して、レッスンを体験した感想をまとめたので、宜しければ参考にして下さい!
リラヨガオーナー乳井先生のスタジオ開校に懸けた想い
2008年12月に優れたヨガインストラクターを育成する目的で、乳井真介先生によって設立されました。
乳井先生は早稲田大学卒業後に出版社に入社し、数年働いた後に退職します。
その時に先生が自問自答していた事が【人は何故生まれ、何故死んでいくのか】という事です。
出版社退職後に旅行がてら、インドへ向かう機内で隣席になった外国の方と何気なく会話をした所、【インドへ行くならリシュケシュにいくべきだ】と勧められたそうです。
リシュケシュはヒンドゥー教の巡礼の地であると同時にヨガ発祥の地である事でも有名ですが、その時は知らなかったそうです。
機内で隣席になった方の勧めの通りに、リシュケシュに寄った先生はそこで運命的な出会いをします。
白髪で長い髭を蓄えた老人と会話をしていると、自然と深い話しになっていき、先生が自問自答している【人は何故生まれ、何故死んでいくのかという】問いに対しての乳井先生なりの答えが老人によって見つかったそうです。
実はその老人こそが、ヨガの先生であり、彼の思想の根底にあるのが、ヨガの二大経典でもある【バガヴァッド・ギーター】と【ヨガ・スートラ】でした。
乳井先生がこの老人と出会ったのが20年前でしたが、当時の日本には今のように沢山のヨガ教室もなく、又ネットも普及する前の事でしたので、お金を貯めてはインドに赴き、多くのヨガ道場アシュラムへと足繁く通われたそうです。
アシュラムへ通う事により、ヨガのポーズ、呼吸法だけではなく、【バガヴァッド・ギーター】、【ヨガ・スートラ】といった教典からの学びが多く、乳井先生はこの教えのお陰で毎日が幸せに感じられるようになったそうです。
ヨガの勉強を続ける中、2004年に都内にあるヨガスタジオの立ち上げに、インストラクターを統括するディレクターと参加し、都内に12店舗を構える大手のスタジオに迄、成長を遂げました。
しかしながら、急成長していくと自分の理想とするヨガと実態がかけ離れていき、急成長のスタジオにも関わらず退職を決意します。
そこで2006年に、代々木にある大手ヨガスクールの設立に共同経営者として参加し2年間で200名以上のインストラクター指導に携わります。
しかし、経営者として参加したものの、共同経営という事もあり、100%自分自身が納得するスタジオにはする事が出来なかったそうです。
自身の理想とするヨガスクールを実現する為に、2008年にリラヨガ・インスティテュートを開校し、9年間で会員数が2000名にもなりました。
又、これまでに指導した生徒は約3万人、養成に関わったインストラクターの数は1200名を超える程です。
乳井先生の教え
乳井先生がお話しされた中で印象に残った言葉があります。
ヨガはポーズ、呼吸法を習う事がメインになりがちですが、ヨガの真の目的は【心の乱れ】を無くす事です。
ポーズをとったり、呼吸を意識する事は手段に過ぎず、大事なのは己との対話です。
ヨガレッスン中に瞑想する事がありますが、多くのスタジオでは【無]になる事に意識を集中させます。
乳井先生の教えでは、【無】にならなくて良い。雑念がでてきたら、それは自分がやり残した課題だから、すぐにその雑念の基をメモするよう勧められます。
瞑想中に【眠たいな】と感じれば、睡眠が足りていないという事だし、【お腹減った】と感じれば、体がエネルギーを干している証拠だし、恋人の事を感じたならば、レッスンが終わった後に会いにいけばいいしという、雑念に対してのアクションを行っていく事が大事です。
【無】にする事は、その課題を棚上げするのと同じで解決になっていない。
雑念は解決しなきゃいけない事で、【無】にする事は課題から逃げている事だと。
雑念を解決していくからこそ、雑念がでてこない状態になり、無になっていくんですと、穏やかな眼差しで話されていた事を鮮明に覚えています。
スタジオ紹介
東急東横線、学芸大学徒歩3分の好立地にあるスタジオで、ビルの3階にある教室は20名~25名程レッスンが出来る、清潔感のある大きなスタジオです。
スタジオの作りにも拘りが見られ、スタジオ内の塗り壁剤には「呼吸する壁」を作るといわれる珪藻土を使用し、温度と湿度を安定させる事により、エアコン、加湿器に極力頼らない仕様になっています。
2008年12月に優れたヨガインストラクターを育成する目的で、乳井真介先生によって設立されました。
ヨガ初心者向けの一般クラスもありますが、ヨガインストラクターの資格取得を目指して、リラヨガに通われる方が多くいます。
休日にある一般向けのクラスに参加した事があるのですが、参加した方の6割近くは、インストラクターの資格取得を目指している方でした。
そして驚いた事に、一緒にレッスンを受けていた女性が北海道からヨガインストラクター資格取得の為に通われていました!
乳井先生にその事を話したら、中には遠方(北海度、東北等の地方)から乳井先生の授業を受ける為に通われる方も少なくないとか。
レッスン内容
レッスン内容は大きく分けて、3っつです。
インストラクターになりたい方のレッスン2つと、一般向けのレッスン1つです。
インストラクターになりたい方向けのレッスン1【RYT200】
(1)全米ヨガアライアンス認定・資格取得(RYT200)するティーチャートレーニング
世界70各国で通用する最も有名な資格で、全米ヨガアライアンスが発行する資格になります。
全米ヨガアライアンスが認定するスクールで200時間のプログラムを修了する事でRYT200の資格を取得する事が出来ます。
※リラヨガ・インスティテュートは全米ヨガアライアンスが認定したスクールになります。
インストラクターになりたい方向けのレッスン2【メディカルヨガ】
内閣府が認定する日本統合医学協会認定メディカルヨガインストラクター資格を取得する事が出来ます。
基本となる30数種類のアーサナの指導法と軽減法に加え、基礎医学、機能解剖学、生理学、心理学等の医学知識を身に付け、疾病予防や不調改善を目的にヨガを指導できることを目的としている資格になります。
※リラヨガ・インスティテュートは日本統合医学協会が認定したスクールになります。
【一般向けのレッスン】
(1)一般クラス
一般クラスはインストラクター向けのレッスンの一部を、一般の方にも楽しんで頂けるようアレンジしています。
レッスン内容は下記の4っつです。
(1)リラヨガ入門 難易度★★★☆☆
(2)リラヨガオープン 難易度★★★★☆
(3)メディカルヨガ入門 難易度★★☆☆☆
(4)産後ヨガ 難易度★☆☆☆☆
一般クラスを体験した感想
ヨガ体験イベント後の翌週に、実際に一般クラスのリラヨガ入門を受けてきました。指導して頂いたのは乳井先生です。
僕自身、ヨガの経験が浅くレッスンを受ける前まで不安でしたが、スタジオに入ると、一緒にレッスンを受けられるであろう生徒さん達がニコッと笑いながら【こんにちは】と挨拶をして下さり、アットホームな空気感を感じ、緊張が和らぎました。
レッスンが始まり最初に行った事は、生徒さん一人一人が自分の名前を伝え、【宜しくお願いします】と皆に向かって伝える事でした。
その後、乳井先生のお話しがあり
【バガヴァッド・ギーター】、【ヨガ・スートラ】といった教典からの一節を分かり易いように噛み砕いて、お教え頂きました。
先生のお話しの後に、実際に呼吸を意識しながら、ヨガのポーズをとっていきます。
乳井先生の穏やかで通る声と初心者でも分かり易い説明のお陰で、経験が浅い僕でもそれなりにポースを取れていました。
特に良かったと思う点は、どこで息を吸って、どこで息を吐くのかという事を事細かく指導頂いた事でした。
深い呼吸をしながらヨガのポーズを取っていくと、レッスンが終わる頃には、息遣いも荒くなり、全身に汗をかいてました。
他のスタジオでヨガのレッスンを受けた事がありますが、ここまでの良い疲労感を味わう事は出来ませんでした。
この心地よい疲労感と、乳井先生が設立したリラヨガ・インスティテュートの思想、雰囲気、空気感、そこに集まる人達が好きになり、今では週末に1時間掛けて通っています。
一度、リラヨガ・インスティテュートのレッスンを体感してみたいという方は体験レッスン(2000円)をご利用頂く事をお勧めします!
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