こんにちは!YOGA PILA LAB編集長のgaooです。表参道にある『YOKO-SO PILATES OMOTESANDO』さんでプライベートレッスンを体験してきたので、体験レポートとしてまとめました。
ピラティスには多くの流派(資格団体)があります。そして、多くのピラティス専門スタジオはいずれかの流派に属していて、流派ごとにレッスンの流れや内容が異なります。
『YOKO-SO PILATES OMOTESANDO』はピラティス教育の中でも最高峰と言われている「STTOTピラティス」が体験できる、東京にあるマシンピラティススタジオの中でも希少な存在です。
一般の方達以外にも現役のインストラクターが足繁く通うスタジオさんなんです。
又、他にも東京でおすすめのマシンピラティススタジオさんがあり、こちらで紹介していますので是非チェックしてみて下さい!
最後までお読み頂ければ幸いです。
STTOT(ストット) ピラティスとは?
ピラティスには多くの資格団体があって、その中の一つがSTTOTピラティスになります。PMAにも認定されている世界的にも有名なピラティスの資格です。
<PMAとは?>
アメリカのフロリダに本部がある組織で、ピラティス指導者の国際的な資格、教育基準を設定している非営利組織がPMA(Pilates Method Alliance)になります。PMAに認定されているマシンピラティスインストラクターの資格を取得するには『解剖学』『運動生理学』などの座学、そして実技を合わせて500時間以上の研修が必要になります。
PMA認定の資格団体 | ||
---|---|---|
balanced body | BASIpilates | PHI PILATES |
FTP Pilates | STOTT PILATES | PILATES japan |
BESJ | JAPICA | POLSTER PILATES |
ITT PILATES | PEAK PILATES | PROGRAM OF STUDY |
各団体によって特色があり、STTOTピラティスの特徴は以下になります。
(1)時代と共にアップデートされるメソッド
(2)頭〜足先まで、精度の高い姿勢分析
時代と共にアップデートされるメソッド
STTOT PILATESは、運動科学とリハビリテーションの最新原則に基づいて現代的なアプローチをしたピラティスメソッドです。時代と共に最新の運動科学やスポーツ医学の知見を取り入れ、ピラティスもアップデートされていきます。
近年の傾向としては、筋膜リリースをしながら、ピラティスのエクササイズを行うのがSTTOTの特徴の一つでもあります!
上の写真は胸椎(胸のあたりにある背骨)を動かすエクササイズになります。背中の下にポールを入れる事で、胸椎の動きを意識しやすくなります。又、背中周りの筋膜をほぐす事も出来ます。ポールを入れる事でピラティスのエクササイズをしながら筋膜リリースも同時に行なっています。
頭〜足先まで、精度の高い<姿勢分析>
STTOTピラティスのレッスンの流れは以下の通りになります。
運動経験、ピラティス経験、体の状態、ピラティスに通う目的等をシートに記入してきます。
インストラクターによる姿勢分析
姿勢分析に応じたマシンピラティスのエクササイズを行う
エクササイズを行う中で、体の癖や動かしにくいパーツを
インストラクターからフィードバック
カウンセリング・姿勢分析にて、癖のある箇所や筋力が不足している所を見つけ、癖の改善、筋力アップのエクササイズを提案していきます。
姿勢分析シート
姿勢診断では、以下のようなシートを用いて、頭〜足先までをインストラクターの方が触診をして体の状態を診ていきます。
横 | 前 | 後 | |
---|---|---|---|
頭 | N・前方 | 傾き( ) ズレ( ) 時計回旋/半時計回旋 | |
肩甲骨 | 拳上( ) 下制( ) | ||
上腕骨 | 右 左 | ||
頸椎 | 過伸展 | ||
胸椎・肋骨 | 上部( ) 下部( ) | 肋骨/拳上( ) 時計回旋/半時計回旋 | 肋骨/拳上( ) 時計回旋/半時計回旋 |
腰椎 | |||
骨盤 | 前傾・後傾・N | 拳上( ) 時計回旋/半時計回旋 | 拳上( ) 時計回旋/半時計回旋 |
股関節・膝蓋骨 大腿骨 | 股関節 左 右 | 膝蓋骨 左 右 | 大腿骨 左 右 |
膝 | 左 右 | X脚/O脚 | 下肢 左 |
足首・足 | 左 右 | 中足部 左 右 | 踵骨 左 右 |
多くの流派のピラティスを体験してきましたが、STTOTピラティスの姿勢診断は最も細かく、最も時間をかけて行います。そして、診断の精度が高いです。診断結果の説明をして頂く際にも、解剖学、運動生理学等の知見を基に論理的に説明して頂けます。
YOKO-SO PILATES OMOTESANDOの紹介
プライベートレッスン | グループレッスン | 男性の参加 |
---|---|---|
マシンピラティス | なし | 可能 |
現役インストラクターも通う本格的なスタジオ
豊富なマシンの種類が取り揃えているスタジオ
現役インストラクターも通う本格的なスタジオ
一般向けのレッスン以外にも、ピラティスインストラクターを育成する事業も手がけています。
現役インストラクターの方に聞いた話しですが、ピラティス教育の最高峰と言われるだけあって、【STTOTピラティス】で資格を取得するには、多くの流派の中で、最も難しいそうです。プロが認めるスタジオさんです。
現役のインストラクターの方達が、スキルアップの為に通うケースも多いんです。STTOTピラティスはピラティス教育の最高峰と言われ、他流派で資格を取得した方達が、改めて『STTOTで資格を取りたいと』通われる方も少ないないんです。
YOKO-SO PILATES OMOTESANDO 公式サイトはこちらから
豊富なマシン(レッスン器具)
現役ピラティスインストラクターも通うスタジオだけあって、マシン(レッスン器具)も豊富なんです!
名称 | 用途 |
---|---|
REFORMER(リフォーマー) | <全身のエクササイズに使われる> マシンピラティスの代表格 全身のエクササイズに使われる万能型のマシン 多くのスタジオで使われている。 |
CADILAC (キャディラック) | <使用例> 胸椎、肩甲骨周りを中心とした 骨、筋肉を動かす際に使用します。 本格的なピラティススタジオにしかない |
BARREL(バレル) | <使用例> 背中まわりの細かい骨、筋肉を動かす際に使用します。 本格的なピラティススタジオにしかない |
個人的な意見になりますが、マシンの種類が豊富なスタジオほど、質の高いレッスンを受けられる事が多いです。鍛えるパーツ(筋肉、骨)によって、最適なマシンがあるので、種類が豊富なほど、ユーザーに提案するエクササイズの幅が広がります。又、インストラクターが使えるマシンの種類によって、インストラクターのスキルが測れます。マシン毎によって覚えるエクササイズがあるので、多くのマシンを使えるインストラクターは、スキルが高いという事になります。
YOKO-SO PILATES OMOTESANDO 公式サイトはこちらから
店舗情報
YOKO-SO PILATES OMOTESANDO | |
住所 | 〒107-0062 東京都港区南青山5-10-5 青山ハイツ 705 |
最寄り駅 | 『表参道駅』徒歩3分 |
営業時間 | 平日 /11:00-17:00 土・日 /10:00-18:00 |
定休日 | 不定休 |
料金
体験(70分) | 通常(55分) | 10回チケット | |
---|---|---|---|
インストラクタートレーナー | 13,200円 | 14,300円 | 132,000円 |
シニアインストラクター | 11,000円 | 12,100円 | 110,000円 |
インストラクター | 9,900円 | 10,450円 | 99,000円 |
プライベートレッスンを体験した感想とは?
今回、レッスンを担当して頂いたYOKO-SO PILATES OMOTESANDOの代表兼インストラクターの安井先生です。
経歴 | |
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【大学生】 | コンテンポラリー、ジャズ、バレエを中心にダンスに励む |
【社会人】 | 大手フィットネスクラブに入社 スタジオ店舗責任者を任せられる。 退職後はフリーのインストラクターとして活動 |
【2003年】 | 日本で初開催のSTOTT PILATESコースを受講。 ピラティスのインストラクターとして活動。 |
【2006年】 | STOTT PILATESフル認定資格を修得する。 ※STOTT PILATESが定めている全ての資格を取得 |
【2007年】 | 東京のSTOTT PILATESライセンス・トレーニング・センターにて 講師としてインストラクターの育成を手掛ける |
【2020年】 | 表参道にSTOTT PILATESトレーニングセンター 「YOKO-SO PILATES OMOTESANDO 」をオープンする |
インストラクターが通うスタジオの先生だけあって、経歴、取得している資格から見ても、『体の事に精通しているプロ』というのが分かりますね。
ジャンル | 取得資格 |
---|---|
【ピラティス】 | STOTT PILATESインストラクタートレーナー (全コース指導可) STOTT PILATES Full認定インストラクター (Matwork, Reformer, Cadillac, Chair, Barrel, ISP) ZENGAマット&イクイップメント, CORE, HALO, Facial 1,Movementインストラクター |
【フィットネス】 | NASM-PES (全米スポーツ医学協会認定パフォーマンス向上をさせる講師) 日本スポーツ協会認定 上級コーチ 日本エアロビック連盟認定 競技S級審判員、TA (テクニカルアドバイザー) |
安井先生はインストラクターの傍ら、プライベートでエアロビクスの大会に出ていました。当時はフィットネスジムでアウターマッスルを中心に鍛えていたそうですが、ピラティスに出会った事でインナーマッスルを強化する事ができ、可動域も広がった事から、エアロビクスのパフォーマンスがあがり、世界大会にまで出場するようになりました。自分自身でピラティスの効果を体感できた事が、ピラティスを追求するきっかけになったそうです。
ピラティスに出会った事でエアロビクスでのパフォーマンスも上がり、素晴らしい成績を納めています。
大会名 | 成績 |
---|---|
スズキジャパンカップ全日本エアロビック選手権 | 全国6位入賞 (女子シングル) |
96年プレジャパンサーキット | 全国ランク1位 |
スポーツエアロビック静岡オープン | 優勝 (女子シングル) |
スポーツエアロビック北海道オープン | 優勝(女子シングル) |
スポーツエアロビック横浜オープン | 2位 (女子シングル) |
NAC( ナショナル・エアロビクスチャンピオンシップ) | 3位(2回) 4位(2回) |
WAC (ワールド・エアロビクスチャンピオンシップ) | 2回出場 決勝出場 |
姿勢診断
STTOTピラティスのプライベートレッスンは、姿勢分析から始まります。
運動経験、ピラティス経験、体の状態、ピラティスに通う目的等をシートに記入してきます。
インストラクターによる姿勢分析
姿勢分析に応じたマシンピラティスのエクササイズを行う
エクササイズを行う中で、体の癖や動かしにくいパーツを
インストラクターからフィードバック
頭〜足先までを20分程度かけて細かく触診して頂いた結果、以下のような診断を受けました。
(1)胸椎(胸のあたりにある背骨)があまり動いていない
(2)立っている時に、重心が脚の外側にある。
実際に行ったマシンピラティスのエクササイズ(胸椎編)
姿勢分析に際に指摘された胸椎のエクササイズを行いました。胸椎(胸の位置にある背骨)の動きが悪いと、背中が丸まりやすく、猫背の原因にも繋がるそうです。
バレルといわれる半月型の上にうつ伏せになります。額をつけた状態から、一番上の背骨(背骨の一番上は目のあたりにあります)から一つずつ離していくように、体を起こしていきます。自分の体に意識を向け、イメージする事が大事です。体を起こし終わったら、今度は逆から背骨をバレルにくっつけていくように体を倒していきます。(うつ伏せの状態)この動作を繰り返す事で胸椎を集中的に動かす事が出来ます。
エクササイズ後には、背骨あたりをストレッチしような伸びた感覚がありました。
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実際に行ったマシンピラティスのエクササイズ(太ももの内側)
立っている時に脚の外側に重心があると指摘を受けました。脚の内側の筋肉が弱く、外側の筋肉が強く、自然と外側の筋肉を使うようになっている事が原因の一つとの事です。なので、脚の内側の筋肉を鍛えるエクササイズをしました。外側、内側と均等に重心がくる事で、歩く時の姿勢や、疲労が軽減されます。
リフォーマーを使ってのエクササイズです。リフォーマーにはスプリングが付いており、台を動かすとスプリングによる抵抗があります。脚を伸ばしたり、折り曲げたりと、この動作を繰り返します。両脚に板を挟む事により、脚の内側の筋肉を効率的に強化するが出来ます。
内ももを中心に脚の内側をしっかりと鍛えられた感覚がありました。
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プライベートレッスンの感想
プライベートレッスンの感想をまとめると以下のようになります。
インストラクター | <丁寧で精度の高い姿勢分析> 多くのスタジオでピラティスのレッスンに参加した経験がありますが、丁寧で精度の高い姿勢分析は国内トップクラスだと思います。 STTOTピラティスで知見を深め21年間の指導歴で様々なユーザーを指導してきた経験が質の高いレッスンを提供していると感じました。 |
レッスン | 姿勢分析の結果に応じたエクササイズを行いました。 (1)胸椎(胸のあたりにある背骨)を動かすエクササイズ エクササイズ後には、背骨あたりをストレッチしような伸びた感覚を感じられた。 (2)内側の太ももを鍛えるエクササイズ 両脚の負荷は少ないのに、内ももを中心に脚の内側をしっかりと鍛えられた感覚がある。 |
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YOKO-SO PILATES OMOTESANDO体験取材のまとめ
今回取材をさせて頂き、YOKO-SO PILATES OMOTESANDOさんを簡潔に言い表すと以下のようになります。
精度の高い姿勢分析により、自分の体に多くの気付きを与えてくれるスタジオ
40以上のピラティススタジオでレッスンに参加した経験がありますが、ここまで丁寧な姿勢分析は初めてでした。
STTOT ピラティスはピラティス教育の「アイビー リーグ」と呼ばれています。
※アイビーリーグとは、アメリカ合衆国東海岸の私立エリート校
特に、人体の構造を学ぶ【解剖学】の教材のクオリティが高く、他団体で資格を取得したインストラクターが
STTOTで学び直す事も珍しくないそうです。
STTOTで習得した【解剖学】の知見と、21年間の指導歴で様々なユーザーを指導してきた経験が、丁寧で精度の高い『姿勢分析』に繋がっていると感じました。
そして、時代と共にアップデートされるのもSTTOT ピラティスの特徴の一つです。
古き良きメソッドと最新のメソッドを取り入れる『STTOT ピラティス』を提供する、YOKO-SO PILATES OMOTESANDOさんでは、自分でも気が付いていない体の癖を知る事が出来ました。
冒頭でも紹介した通り、別記事『ピラティスマニアが太鼓判!東京の絶対おすすめマシンピラティススタジオ特集2023』でも、プライベートレッスンがおすすめなスタジオとして紹介している、本当におすすめなスタジオさんです。
自分の体の現状を知りたい方は、YOKO-SO PILATES OMOTESANDOのレッスンに参加してみて下さい。
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以上、最後までお読み頂きありがとうございました。
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